レーズンパンは、その甘みと香ばしさで子どもにも人気のパンです。
「レーズンパンをあげたいけど、何歳から食べれる?」と悩むパパママは多いのではないでしょうか。
レーズンパンが食べれる年齢は、離乳食完了期を終えた1歳半~2歳頃が良いでしょう。
1歳頃の赤ちゃんでも工夫次第で与えることができますよ。
レーズンは噛みにくく、誤飲のリスクもあるため、与えるタイミングには気を付けましょう。
また、市販のレーズンパンには砂糖や洋酒(アルコール)が含まれる場合もあり、注意が必要です。
本記事では、レーズンパンを赤ちゃんや幼児に安全に食べさせるポイントを解説し、年齢別に安心して食べれるポイントを詳しくご紹介します。
レーズンパンは何歳から食べれる?
レーズンパンを与えるのは、離乳食完了期を終えた1歳半~2歳頃が良いでしょう。
しかし、レーズンパンに含まれるレーズンは焼き込まれているためより柔らかくなっており、適切な形状にすれば、1歳頃でも食べられることもあります。
1歳半になるまでは、消化器官が未発達で、消化しにくい可能性があり、丸ごとレーズンは誤飲のリスクがあります。
そのため、この頃にレーズンパンを与えたいのなら、食べやすいように工夫してから与えましょう。
レーズンパンはいつからがいい?
レーズンパンを与えるのならいつからが良いか、年齢別に見ていきましょう。
1歳未満の赤ちゃんには、レーズンパンを与えるのは控えましょう。
レーズンは小さく硬いため、誤嚥のリスクがあることと、食物繊維が多く、お腹をこわしやすいという点があります。
また、はちみつを使用しているレーズンパンもあるため、乳児ボツリヌス症のリスクも考慮しなければいけません。
1歳になると離乳食も完了期に入り、大人と同じ食事に近いものを食べることができるようになります。
レーズンパンを1歳頃から与えても良いですが、細かく刻んだりすりつぶすなどの工夫が必要です。
この時期の赤ちゃんはまだ奥歯が生えそろっていないため、そのままのレーズンを与えるのは避けたほうがよいでしょう。
1歳半から2歳頃は咀嚼力が向上し、消化器官も発達してきます。
レーズンパンを与える場合は、レーズンが小さく刻まれているものを選びましょう。
また、パン自体も柔らかいと食べやすいです。
3歳を過ぎると、食事の幅が広がり、大人とほぼ同じ食事を楽しめるようになります。
レーズンもそのまま食べられるようになりますが、喉に詰まらせないよう注意しながら与えましょう。
レーズンは栄養があり子供にも良いがリスクもある
レーズンはブドウを乾燥させたドライフルーツの一種で、食物繊維や鉄分、カリウムが豊富に含まれています。
このような栄養は子供にも良いものですが、食べるときにはいくつかのリスクが考えられます。
レーズンは小さくて弾力があり、赤ちゃんが噛まずに飲み込むと誤嚥や窒息する可能性があります。
特に奥歯が生えそろっていない時期は、噛み砕くことが難しく、喉に詰まらせるリスクが高まります。
レーズンは食物繊維が多く、消化器官が未発達の赤ちゃんには負担となることがあります。
また、ドライフルーツには糖分が多く含まれており、大量に摂取すると下痢や消化不良を引き起こすこともあります。
ブドウアレルギーは比較的まれですが、レーズンを初めて食べる際には注意が必要です。
特に家族にブドウアレルギーの人がいる場合は、慎重に導入しましょう。
また、パンは小麦を使用しているため、小麦アレルギーの症状はないか観察しましょう。
レーズンパンを安全に与えるためのポイント
レーズンパンを赤ちゃんや幼児に与える際には、以下の点に注意しましょう。
- レーズンを細かく刻む
- パンを適切なサイズにする
- 喉に詰まらせないよう見守る
- 少量から始める
- アレルギー反応や消化不良がないか確認する
- 水分と一緒にあげる
- 市販品の成分を確認する

年齢やお子さんの様子を見ながら与え方を工夫しましょう!
1歳から1歳半
1歳から1歳半は、食べやすいように工夫して少量ずつであれば与えることができます。
レーズンは細かく刻む
そのままのレーズンは噛みにくく、喉に詰まるリスクがあります。
必ず細かく刻んでからパンに混ぜるか、すりつぶして使用しましょう。
パンは水分を含ませて柔らかくする
赤ちゃんはまだ咀嚼力が十分ではないため、パンをミルクやお湯で軽く浸してふやかすと食べやすくなります。
小さくちぎって少量ずつ与える
赤ちゃんが食べやすいように、小さくちぎって少しずつ口に運びましょう。
大きすぎると喉に詰まる危険があります。
初めて食べる際は少量からスタート
初めてレーズンパンを食べる際は、アレルギーや消化不良のリスクを考え、少量から試しましょう。
異変がないか様子を見ながら、徐々に量を増やしていくのが安心です。
市販品の成分をチェック
市販のレーズンパンには、砂糖や添加物が多く含まれるものもあります。
できるだけ無添加でシンプルなパンを選ぶか、手作りするのが安全です。
1歳半から2歳
レーズンパンを与えるなら、1歳半から2歳頃が良いとされていますが、初めてのときは少量から始めましょう。
レーズンは刻む
1歳半~2歳の子どもの場合も、与えるときはレーズンを刻むと安心です。
レーズンが小さく刻まれているレーズンパンを選ぶのもおすすめですよ。
小さめの一口サイズにちぎる
食べやすいサイズにちぎり、一口ずつ食べさせるようにしましょう。
硬めのパンは噛みにくく、飲み込みにくいことがあるので注意しましょう。
食事中は必ずそばで見守る
この時期の子どもは食べ方にまだムラがあり、急に詰め込んでしまうこともあります。
誤飲を防ぐためにも、食事中は必ず大人がそばで見守りながら与えましょう。
3歳以降
3歳頃になると、レーズンパンをそのまま食べられるようになりますが、そばで見守り、喉に詰まらせないよう注意しながら与えましょう。
洋酒漬けレーズンパンは何歳から?
一部のレーズンパンには、レーズンを漬け込む際に洋酒が使われていることがありますよね。
「洋酒漬けレーズンパンは何歳から食べれる?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
洋酒漬けレーズンが使われたパンは、アルコールが完全に飛ばない可能性があるため、少なくとも6歳以上になってからが望ましいでしょう。
それ以前の幼児や小さな子どもには避けるほうが安全です。
6歳以降の子どもが食べる場合も、ごく少量から試し、体調に異常がないか確認しましょう。
レーズンパンに含まれる洋酒は大丈夫?
乳幼児にとってアルコールは避けるべき成分であり、微量でも影響を受ける可能性があるため、以下の点に注意しましょう。
レーズンパンを購入する際は、成分表を確認し、「ラムレーズン」「ブランデー漬けレーズン」などの表記がないかチェックしましょう。
家庭でレーズンパンを作る場合は、洋酒を使用せずに作ることで安心して与えることができます。
レーズンを水や果汁でふやかすと、より食べやすくなります。
一般的に加熱するとアルコールは飛びますが、完全には取り除かれない場合もあります。
特に乳幼児には避けるのが無難です。
小さな子どもにも安心なレーズンパンの作り方
市販のレーズンパンには、砂糖や添加物が多く含まれるものもあるので、手作りするのはおすすめですよ。
乳幼児に安心して与えられるレーズンパンのレシピをご紹介します。
- 強力粉:200g
- 全粒粉:50g
- 砂糖:20g
- 塩:3g
- ドライイースト:3g
- 無塩バター:20g
- 牛乳または水:150ml
- レーズン(無添加):50g(細かく刻むか、柔らかく煮る)
作り方
1. レーズンは細かく刻むか、水で柔らかく煮ておく
2. 強力粉、全粒粉、砂糖、塩をボウルに入れ、混ぜ合わせる
3. ドライイーストを加え、さらに混ぜる
4. 牛乳または水を少しずつ加え、生地がまとまるまで混ぜる
5. 無塩バターを加え、生地が滑らかになるまでこねる
6. レーズンを加え、均一に混ざるようにこねる
7. 生地を丸め、ボウルに入れてラップをし、暖かい場所で約1時間発酵させる
8. 生地が2倍に膨らんだら、ガス抜きをしてから8等分に分割し、丸める
9. 天板にクッキングシートを敷き、丸めた生地を並べ、再び約30分発酵させる
10. 180℃に予熱したオーブンで約15分焼く

ホームベーカリーで作るのもおすすめ♪
ポイント
- レーズンは、無添加のものを選び、細かく刻むか、柔らかく煮ることで、誤嚥のリスクを減らします。
- 砂糖は控えめにし、レーズン本来の甘さを活かしましょう。
- 牛乳アレルギーがある場合は、水や豆乳で代用できます。
- 焼き時間は、オーブンによって調整してくださいね。
まとめ
- レーズンパンは 1歳半~2歳 からが目安
- 誤飲防止のため 細かく刻んで食べさせる
- 初めてあげるときは 少量&アレルギーに注意
- 手作りなら 無添加&安心 でより安全
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