長芋はお弁当に入れても大丈夫?
長芋はビタミンCやカリウムなど、体に必要な栄養が豊富な食材なので、お弁当にも入れられたら良いですよね。
ですが、長芋は傷みやすい野菜ともいわれ、「お弁当に入れても大丈夫?」「腐る?」と気になる方も多いと思います。
長芋はお弁当に入れると腐る可能性はありますが、きちんと対策をすればお弁当に入れても大丈夫な食材です。
長芋をお弁当に入れる際に、腐るのを防ぐがありポイントがありますので詳しく解説しますね。
長芋をお弁当に入れる際の注意点
長芋をお弁当に入れる際の注意点は4つあります。
変色
長芋は空気に触れると変色しやすいため、レモン汁や酢をかけて変色を防ぎましょう。
水分
長芋から出る水分は、お弁当の傷みを早める原因になります。
キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取りましょう。
食感
生の長芋はシャキシャキとした食感が楽しめますが、時間が経つと水分が出てべちゃっとしてしまうことがあります。
アレルギー
長芋に含まれる成分で、かゆみなどのアレルギー症状が出る場合があります。
これらの注意点を踏まえ、長芋をお弁当に入れる際は、加熱調理することをおすすめします。
加熱することで、長芋の水分が飛び、傷みにくくなるだけでなく、食感もホクホクとして美味しくいただけます。
長芋をお弁当に入れるなら加熱調理がおすすめ
長芋をお弁当に入れるときは、加熱調理がおすすめです。
その理由は2つあります。
生の長芋は水分が多く、切り口が空気に触れると酸化して変色しやすく、傷みやすいです。
加熱することで、これらの変化を抑制できますよ。
夏場など気温が高い時期は、特に食中毒のリスクが高まります。
加熱することで、食中毒の原因となる菌の増殖を抑えることができますよ。
長芋は腐るとどうなる?
長芋が腐ると、外観や臭い、食感が変化します。
長芋が腐っているかどうか、見分け方の参考にしてくださいね。
- 皮が黒く変色する
- カビが生える
- 表面がぬめり、ドロドロになる
- 乾燥して水分がなくなる
- 異臭がする
- 酸っぱい臭いがする
- 柔らかくなる
- ブヨブヨになる
- 異質な食感になる
これらの状態が見られた場合は、食べるのを避けましょう。
長芋は腐るとどんな味?
長芋が腐るとどんな味になるのか気になりますよね。
長芋が腐ると、味に以下のような変化が現れます。
- 腐敗が進むと、酸味が強くなります。
- 腐敗臭やカビ臭など、不快な臭いがします。
- 場合によっては、苦味やえぐみを感じることもあります。
これらの味の変化は、腐敗の進行度合いによって異なります。
少しでも異変を感じたら、食べるのを避けましょう。
長芋の正しい保存方法
長芋は、適切な方法で保存することで、比較的長く日持ちします。
新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
カットした長芋は、切り口をラップで包み、冷蔵庫で保存しましょう。
すりおろして冷凍すると、長期保存が可能です。

適切な保存方法で、長芋を美味しく食べよう!
長芋をお弁当に入れる際のポイント
加熱調理すれば安心とはいえ、お弁当に入れる際は以下の点に注意しましょう。
熱いままお弁当箱に入れると、水滴がつき、他の食材に影響したり、雑菌が繁殖しやすくなる可能性があります。
必ず冷ましてから詰めるようにしましょう。
水気があると、他の食材に水分が移ったり、雑菌が繁殖しやすくなります。
キッチンペーパーなどでしっかりと水気を切りましょう。
保冷剤などを活用して、お弁当箱の温度を低く保ちましょう。
特に夏場は、保冷剤の使用がおすすめです。
長芋は水分が多いので、他の食材との組み合わせにも注意が必要です。
例えば、ご飯と一緒にすると、ご飯がべちゃっとしてしまうことがあります。
仕切り等を利用すると良いですよ。
長芋は生でお弁当に入れても大丈夫?
長芋を生でお弁当に入れることは、食中毒のリスクが高まるため、あまりおすすめできません。

何で生でのお弁当はNGなの?
長芋は水分が多く、切り口が空気に触れると酸化し、変色しやすくなります。
お弁当箱内で時間が経つと、雑菌が繁殖しやすくなります。
特に夏場など気温が高い時期は、食中毒の原因となる菌が繁殖しやすく、食中毒のリスクが非常に高まります。
長芋を生でお弁当に入れる場合の注意点
どうしても生で入れたい場合は、以下の点に注意しましょう。
なるべく短時間で食べきるようにしましょう。
保冷剤などを活用し、お弁当箱の温度を低く保ちましょう。
梅干しやわさびなど、殺菌効果のある食材と合わせることで、ある程度の食中毒予防になります。

ただし、夏場など気温が高い時期は、生野菜は菌が繁殖しやすく食中毒のリスクが高まるため、長芋を生でお弁当に入れるのは避けた方が良いよ
夏場のお弁当に長芋を入れたい場合は、加熱調理がおすすめです。
長芋の作り置きをお弁当に入れる際のポイント
長芋の作り置きを翌日のお弁当に入れる際のポイントはこちらです。
1.再加熱する
2.冷ましてから詰める: 冷めてから詰めることで菌の繁殖を防ぎます。
3.汁気を切る: 汁気は菌の温床になりやすいので、ペーパータオルなどでしっかり拭き取りましょう。
4.清潔な容器: 他の料理に菌が移るのを防ぐため、清潔な容器や仕切りを使うと◎
前日の作り置きOK!長芋の簡単レシピ3選
長芋はアレンジ豊富な食材ですよね。作り置きしておいたら、忙しい朝のお弁当作りの時短になりますよ。
前日に作り置きできて、お弁当に最適な長芋レシピを3つご紹介します。
- 甘辛照り焼き
- 梅おかか和え
- 和風ナムル
これらのレシピは、どれも簡単に作れて、お弁当の隙間埋めにも最適です。
ぜひ試してみてくださいね。
長芋の甘辛照り焼き
- 長芋:200g
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- サラダ油:大さじ1
作り方
1.長芋は皮をむき、1cm厚さの輪切りまたは半月切りにする
2.フライパンにサラダ油を熱し、長芋を両面焼き色がつくまで焼く
3.醤油、みりん、砂糖を混ぜ合わせ、フライパンに加えて長芋に絡める
4.粗熱を取り、保存容器に入れて冷蔵庫で保存する
長芋は焼きすぎると硬くなるので、焼き色がついたら調味料を加えてください。

お好みで、七味唐辛子や粉山椒をかけても美味しいよ♪
長芋の梅おかか和え
- 長芋: 200g
- 梅干し: 2個
- かつお節: 5g
- 醤油: 小さじ1
作り方
1. 長芋は皮をむき、1cm角に切る
2. 梅干しは種を取り、包丁で叩いてペースト状にする
3. ボウルに長芋、梅干し、かつお節、醤油を入れ、よく混ぜ合わせる
4. 冷蔵庫で30分以上冷やす

梅干しとかつお節で殺菌効果が期待できるので、お弁当にも安心♪
長芋の和風ナムル
- 長芋: 200g
- ごま油: 大さじ1
- 醤油: 大さじ1
- みりん: 大さじ1
- 白いりごま: 大さじ1
- 刻み海苔: 適量
作り方
1. 長芋は皮をむき、細切りにする
2. フライパンにごま油を熱し、長芋を炒める
3. 醤油、みりん、白いりごまを加え、炒め合わせる
4. 粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす
5. 食べる直前に刻み海苔を散らす

ごま油の風味と海苔の香りが食欲をそそるよ♪
まとめ
- 長芋はお弁当に入れても大丈夫な食材だが、変色や水分などに注意しよう
- 長芋をお弁当に入れる際、食中毒や腐るリスクを軽減するため加熱調理がおすすめ
- 長芋をお弁当に入れる際は、加熱したものを冷ましてから詰めることや、水気を切ること、保冷することなどがポイント
- 長芋を生でお弁当に入れる場合は、殺菌効果のある食材と合わせたり、早めに食べるなどの工夫をしよう
- 前日に作り置きできる長芋レシピ「甘辛照り焼き」「梅おかか和え」「和風ナムル」を紹介
長芋は傷みやすい食材なのでお弁当に入れるときは、注意が必要です。
しかし、お弁当の食材として幅広く活用できますので、ポイントを守れば、美味しく安全に楽しむことができますよ。
ぜひ、色々なレシピを試して、あなたのお弁当をさらに美味しくしてみてください。
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