水キムチは、さっぱりとした味わいと豊富な乳酸菌で人気の発酵食品です。
実は、この水キムチの汁には栄養や旨みがたっぷり詰まっており、飲むだけでなく、さまざまな形で再利用できますよ。
水キムチの汁は、そのまま健康ドリンクとして楽しめるだけでなく、調味料代わりに使ったり、次の水キムチ作りに再利用したりと、無駄なく美味しく使える万能な存在です。
本記事では、水キムチの汁を安心・効果的に再利用する方法や、新たな水キムチを漬ける手順を詳しく紹介します。
ヘルシーで経済的、さらに発酵の力を活かした再利用術を、ぜひ日々の食生活に取り入れてみてください。
水キムチの漬け汁は再利用できる?
水キムチの汁は再利用しても大丈夫なのか気になりますよね。
水キムチの漬け汁は、再利用して使うことができます。
しかも、乳酸菌やうまみがたっぷり詰まっているので、様々な料理に活用できる優れものです。
次項では、水キムチの汁の再利用方法をいくつか紹介していきますね。
水キムチの漬け汁の再利用方法
水キムチの漬け汁は、そのままでも美味しいですが、様々なアレンジが可能です。
そこで、水キムチの汁を再利用した使い方を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
水キムチの漬け汁をそのまま、または水で割って冷麺やそうめんのスープとして使います。
お好みで、ゆで卵、きゅうり、鶏ハムなどをトッピングすると、より美味しくなりますよ。
牛肉の出汁を加えると、さらに本格的な味わいになります。
漬け汁を水や炭酸水で割って、乳酸菌ドリンクとして楽しむことができます。
お好みで、レモン汁やはちみつを加えても美味しいですよ。
わかめや白ごま、小ねぎなどを加えて氷を足せば、さっぱりとした冷製スープになります。
食欲がない時や、朝食におすすめです。
酸味が効いたスープとして、温かい料理にも活用できます。
豚肉や野菜と合わせて、酸辣湯風のスープや鍋の出汁に使うのもおすすめです。
加熱すると乳酸菌は死滅しますが、死んだ乳酸菌も腸内の善玉菌のエサになるため、腸内環境を整える効果が期待できます。
炒め物の味付けに少量加えると、さっぱりとした風味とコクがプラスされます。
ナムルや和え物に使うと、乳酸菌の酸味で深みが出ます。
温かいご飯に水気を絞った水キムチと漬け汁をかけて、お茶漬け感覚で楽しむこともできます。
水キムチの漬け汁を再利用するポイント
水キムチの漬け汁を再利用する際の注意点やポイントはこちらです。
基本的には、漬けたての新鮮な漬け汁の方が風味が良いです。
野菜を取り出した後も、冷蔵庫で保管し、早めに使い切るようにしましょう。
再利用する場合、長くても1週間以内を目安に使い切るようにしましょう。
時間が経つにつれて発酵が進み、酸味が強くなったり、とろみが出たりすることがあります。
味見をして、好みの状態の時に使いましょう。
あまりにも酸味が強すぎる場合は、水で割って調整することもできます。
漬け汁を保存する容器は、清潔なものを使用しましょう。
水キムチの漬け汁は何回使える?
水キムチの漬け汁は、1〜2回程度であれば風味や品質を保ちやすく、安心して再利用できることが多いです。
水キムチの漬け汁の再利用回数は、漬け汁の状態や保存方法、中の乳酸菌の状態によって大きく左右されます。
目と鼻と舌で確認し、少しでも異変を感じたら無理に再利用しないようにしましょう。
漬け汁が劣化していれば再利用に向かない
漬け汁は時間が経つにつれて変化し、品質が劣化していきます。
カビが生えていたり、異臭がする場合は、再利用せずに処分しましょう。
酸味の増加
発酵が進むにつれて酸味がどんどん強くなります。好みにもよりますが、酸っぱすぎる場合は再利用に向きません。
とろみや粘りの増加
乳酸菌が増えすぎると、漬け汁にとろみや粘りが出てくることがあります。これは発酵が進んでいる証拠ですが、あまり粘り気が強いものは風味が落ちている可能性があります。
匂いの変化
爽やかな酸味のある匂いから、ツンとくる不快な酸っぱい匂いや、カビ臭、腐敗臭がする場合は絶対に再利用しないでください。
見た目の変化
白い膜(産膜酵母の場合もあるが、カビの可能性も)や、青や黒いカビが見られる場合は破棄してください。
水キムチの漬け汁を飲むのもおすすめ

水キムチの漬け汁は飲んでも大丈夫?
水キムチの漬け汁は、飲んでも問題ありません。
むしろ、乳酸菌やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれているため、健康や美容に良い飲み物として積極的に摂取することをおすすめします。
水キムチの汁は、さっぱりとした味わいで、 適度な酸味と旨味があり、そのまま飲んでも美味しいですよ。

炭酸水で割るのもおすすめ♪
水キムチの漬け汁を飲むメリット
水キムチには豊富な乳酸菌が含まれており、美容効果や疲労回復などの体に良い効果がありますよ。
豊富な乳酸菌
植物性の乳酸菌が豊富に含まれており、腸内環境を整え、便秘解消や免疫力向上に役立つとされています。
消化促進
発酵によって生成される酵素が、消化を助ける働きをします。
栄養素の吸収促進
腸内環境が整うことで、他の食事から摂る栄養素の吸収も効率よくなります。
美肌効果
腸内環境の改善は、肌荒れの改善にも繋がると言われています。
疲労回復
ビタミンやミネラルも含まれており、疲労回復にも一役買う可能性があります。
水キムチの漬け汁を飲む際の注意点
水キムチの漬け汁を飲む際、いくつか注意しておきたい点があります。
濁りすぎていないか、カビが生えていないか(白い膜のようなものは産膜酵母の場合もありますが、青や黒いカビはNG)、異物がないかを確認してください。
また、ツンとくる異臭や、腐敗臭がしないか確認してください。水キムチ特有の酸味のある香りは問題ありません。
飲んでみて明らかに味がいつもと違う、ピリピリするなどの違和感がある場合は飲まないでください。
必ず冷蔵庫で保存し、開封後はなるべく早く飲み切りましょう。時間の経過とともに発酵が進み、酸味が強くなります。
理想は、野菜を取り除いてから1週間以内を目安に飲み切ることです。
水キムチの漬け汁には、ある程度の塩分が含まれています。
一度に大量に飲みすぎると、塩分の過剰摂取になる可能性があるので注意が必要です。
特に血圧を気にされている方や、塩分制限をされている方は、摂取量に注意し、水や炭酸水で割って飲むことをおすすめします。
発酵が進むと酸味が強くなります。
胃腸が弱い方や、空腹時に飲むと、胃に刺激を感じる場合がありますので、心配な場合は、水で薄めたり、食後に飲むようにしましょう。
漬け汁の再利用で新たに水キムチを作る方法
漬け汁を再利用して、新しく水キムチを作る方法を紹介します。
- 前回の水キムチの漬け汁(清潔に保存していたもの)
- 新しい野菜(例:大根、白菜、きゅうり、にんじん、りんごなど)
- にんにく、生姜、唐辛子(お好みで)
- 塩(必要に応じて)
作り方
1.清潔な包丁やまな板を使用し、漬け込む容器は熱湯消毒する
2.お好みの野菜をカットし、塩もみして水気を切る
3.清潔な保存容器に野菜とにんにく・生姜(スライス)・唐辛子などを入れる
4.漬け汁を注ぎ、野菜がしっかり浸かるようにする

酸味が強すぎるときは、水で半量程度に薄めて使うとマイルドになるよ!
6.常温で様子を見ながら発酵させる(夏場は半日~1日、冬場は1~3日程度)
7.発酵が始まったら冷蔵庫に移し、味をなじませます。
再利用で水キムチを作るときの注意点
水キムチの漬け汁を再利用して、新たな水キムチを作る場合に塩分濃度や酸味の調整など注意点があります。
塩分濃度
既存の漬け汁にも塩分が含まれているため、新しく作る際の塩分量は少し控えめに調整すると良いでしょう。味見をしながら調整してください。
酸味の調整
既存の漬け汁がかなり酸っぱい場合は、種漬けの量を少なめにするか、新しい漬け汁の量を増やすなどして酸味を調整してください。
過度な繰り返しは避ける
何度も繰り返し種漬けとして使うと、雑菌が混入するリスクが高まったり、乳酸菌のバランスが偏ったりすることがあります。基本的には1~2回程度で新しい漬け汁から作り直すことをおすすめします。
まとめ
水キムチの汁には、乳酸菌や野菜の栄養がたっぷり含まれているので、再利用して出汁や調味料などに使うことがおすすめです。
キムチの汁は、飲むことで腸内環境を整える効果が期待できますし、料理の隠し味やスープとして使えば発酵の旨みが活きてきます。
さらに、清潔に保存された漬け汁を使えば、新たな水キムチを漬ける際の「スターター」としても大活躍!まさに、捨てるところがない万能な発酵食品と言えるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、水キムチの汁を上手に再利用して、毎日の食卓にもっと発酵の力を取り入れてみてくださいね♪
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