ふわふわで甘くておいしいホットケーキをお弁当にも入れられたら嬉しいですよね♪
でも、いざ持って行こうとすると「固くなっちゃう」「べちゃつく」「前日に作っても大丈夫?」など、気になる点も多いはず。
そこで今回は、ホットケーキをお弁当にする際の持って行き方を徹底解説します。
冷めてもおいしく、固くならない方法から、前日に作ったホットケーキを翌日安全にお弁当に入れるコツまで、実践しやすいアイデアを紹介します。
さらに、自然解凍で持っていける冷凍テクや、可愛くて食べやすいアレンジレシピも♪
ホットケーキをお弁当にするときの持って行き方
ホットケーキをお弁当にしたいとき、いくつかポイントを押さえることで、おいしく安全に持ち運べます。
しっかり冷ましてから詰める
焼きたてのホットケーキは水分が多く、お弁当箱の中で蒸れてしまい、食感や風味が悪くなります。
必ず完全に冷ましてから詰めましょう。
網などに乗せて粗熱を取り、さらに冷蔵庫で冷やすとより安心ですよ。
水分を吸わせない工夫
一枚ずつラップでぴったりと包み、さらにジッパー付きの保存袋に入れると、他の食材からの水分やにおい移りを防げます。
お弁当箱の中で、ホットケーキと他のおかずが直接触れないように、シリコンカップやワックスペーパーなどで仕切るようにしましょう。
密閉容器
冷めたホットケーキは少し乾燥しやすいので、フードパックやタッパーなど密閉できる容器がおすすめです。
入れる前に、容器の内側をクッキングペーパーなどで軽く敷くと湿気対策になりますよ。
型崩れを防ぐ
薄いホットケーキは崩れやすいので、少し厚めに焼くと良いでしょう。
また、持ち運びやすいように、あらかじめ食べやすい大きさにカットしておくのも便利です。
スティック状や一口サイズにすると、さらに食べやすくなりますよ。
トッピングは別添えで
シロップやジャム、フルーツなどを一緒に詰めると、ホットケーキが水分を含んでベタベタになってしまいます。
小さな容器に入れて別添えにするのがおすすめです。
粉砂糖やシナモンシュガーなども、食べる直前にかける方がおいしくいただけます。
保冷対策も忘れずに
特に気温の高い時期は、保冷剤をお弁当箱に入れるか、保冷バッグに入れて持ち運びましょう。
お弁当用ホットケーキのアイデア3選
サンドイッチ風
ホットケーキを2枚重ねて、間にクリームチーズやフルーツ、ハムなどを挟むと、ボリュームも出て食べ応えがあります。
ミニホットケーキ
小さく焼いたホットケーキをいくつかピックに刺して詰めると、見た目も可愛らしく、手軽に食べられます。
おかず系ホットケーキ
砂糖を控えめにして、チーズやベーコン、野菜などを混ぜて焼いたホットケーキも、お弁当のおかずになります。
ホットケーキをお弁当に入れても固くならない方法
ホットケーキがお弁当で固くなってしまうのは、主に水分が抜けてパサついたり、冷えて食感が変わってしまうことが原因です。
固くならないようにするために、生地作りや焼き方にポイントがあります。
工夫をいくつかご紹介しますね。
生地作りの工夫
ホットケーキの生地を作るときに、以下のものを加えるとお弁当に入れても固くなりにくいですよ。
牛乳やヨーグルトを加える
生地を作る際に、通常のレシピよりも少し多めの牛乳やヨーグルトを加えることで、しっとりとした仕上がりになります。
マヨネーズを加える
少量(生地の量の5~10%程度)のマヨネーズを加えると、油分と卵黄の効果でふっくら感が持続しやすくなります。
ただし、入れすぎると風味が変わるので注意が必要です。
はちみつやみりんを加える
はちみつやメープルシロップ、みりんなどの糖類には保水性があるため、生地に適量を加えると、冷めてもパサつきにくくなります。
絹ごし豆腐やリコッタチーズを加える
水分が多く、しっとりとした食感のこれらの食材を少量混ぜ込むのも効果的です。
サラダ油 or 溶かしバターを加える
生地に油分を加えると冷めてもふんわり感が残ります。
目安量は、生地全体に対して 大さじ1程度が良いでしょう。
マッシュしたバナナやカボチャなどを加える
これらの材料は水分と食物繊維を多く含み、生地をしっとりさせ、冷めても固くなりにくい性質があります。
焼くときの工夫
ホットケーキを焼くときは弱火でじっくり焼き、厚焼きにすることがポイントです。
高温で短時間で焼くと表面だけ焦げて中が生焼けになったり、水分が急激に飛んでパサつきやすくなります。
弱火で蓋をして、中心までしっかり、しかし焦げ付かないようにじっくり火を通すのがポイントです。
ただし、焼きすぎは乾燥の原因になるので避けましょう。
薄いホットケーキは水分が抜けやすく固くなりやすいですが、厚めに焼くことで水分が保たれ、ふっくらとした食感が残りやすくなります。

電子レンジがある場合は、食べる前に軽く温め直すと、焼きたてに近いふっくらとした食感を取り戻せるよ!
その際は、乾燥を防ぐために軽くラップをかけて温めよう!
前日のホットケーキをお弁当に入れる方法
前日に作ったホットケーキは、お弁当に入れても大丈夫です。
その場合、作ったホットケーキはラップで包んで冷蔵保存しておき、翌朝そのままお弁当箱や保存袋に入れて持って行きましょう。
ただ、前日のホットケーキは、お弁当に入れると固くなってしまう可能性があります。
そこで、前日のホットケーキでも、おいしくお弁当に入れられる方法を紹介します。
前日のうちにやること
固くなるのを防いで美味しいホットケーキを持って行くために、前日にやっておく手順はこちらです。
1.先ほど紹介した固くならない方法の生地作りを参考に、ホットケーキを焼きます。
生地作りで加えたらよいもの
- ヨーグルト
- マヨネーズ
- はちみつ or みりん
- 絹ごし豆腐
- サラダ油 or バター
弱火でじっくり焼きます。 ( 焼きすぎ注意!)
2.焼きあがったら網や皿に乗せて、完全に冷まします。

湿気が残ると雑菌が増えやすくなるので、しっかり冷ますのが安全第一!
3.1枚ずつ or サンドにしてぴっちりラップします。
さらに保存容器やチャック付き袋に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
具材を挟むのは朝が安心です。生クリーム・チーズ・ハムなどは、前日挟むと傷みやすくなります。
当日の朝やること
ホットケーキは再加熱せずに、そのままお弁当に入れて持って行くことができます。
ただ、再加熱したほうがより安心で美味しいですよ。
- 再加熱で表面の菌を減らすことができる。特に梅雨〜夏場は効果大
- 冷蔵保存で固くなったホットケーキがふわっと復活します。
1.電子レンジで温め直しをします。
ラップをしたまま電子レンジで10〜20秒(1枚)
表面がほんのり温かくなる程度でOKです。(加熱しすぎると固くなる)
2.再加熱したら、ラップを外して冷めるまで放置し、完全に冷まします。
熱いまま詰めると水分がこもって雑菌&ベチャベチャの原因になります。
3.ホットケーキを弁当箱に詰めます。
ラップのまま詰めるか、ワックスペーパー包むことで、乾燥&におい移りを防止できます。
フルーツやシロップは別容器に入れましょう。
保冷剤+保冷バッグで安全に持ち運びましょうね。

時間と状況に余裕があれば、再加熱してしっかり冷ましてから詰めるのがベスト!
ただし、正しく冷蔵保存されていれば、再加熱なしでもOKです(保冷バッグ使用前提)
夏場のお弁当にホットケーキは入れても大丈夫?
夏場のお弁当にホットケーキを入れることは可能ですが、食中毒のリスクがあるため、持って行くときは注意が必要です。
ホットケーキの生地は水分・糖分が多いため、雑菌が繁殖しやすいです。特に高温で持ち歩くと危険です。

必ず保冷対策しよう!
焼きたてを熱いまま詰めると、湿気で菌が増えやすく、傷みやすいので、しっかり冷ましてからラップで包むなどして持って行きましょう。
前日のホットケーキの場合、レンジで再加熱すると表面の菌を減らすことができます。この場合も、しっかり冷ましましょう。
そして、必ず保冷剤+保冷バッグに入れて持ち歩き、早めに食べるようにしましょう。
また、具材をはさむ場合、チーズ・ハム・卵・生クリームなどは傷みやすく、夏場は特に注意が必要です。傷みやすい具材は避けるほうが安全です。
冷凍を自然解凍してお弁当にしても大丈夫?
冷凍ホットケーキをそのままお弁当箱に入れ、自然解凍して食べるのは基本的にOKです。
ただし、正しい冷凍・解凍方法を守らないと食感が悪くなったり、衛生面でリスクが出ることもあるので、ポイントをしっかり押さえましょう。
冷凍のしかた
ホットケーキは、焼いたあとすぐ冷凍するのがベストです。
まず、ホットケーキを焼いて粗熱をしっかり取り、1枚ずつラップでぴっちり包みます。
その後、保存袋やタッパーに入れて冷凍保存しましょう。(約2〜3週間保存可能)
なるべくプレーンな状態で冷凍するのがおすすめです。チーズ・生フルーツ・ジャムなどを入れると解凍後ベチャつきやすいので控えたほうが良いでしょう。
自然解凍のしかた
凍ったままラップを外してそのまま弁当箱に入れます。
冷凍ホットケーキをお弁当箱で自然解凍するときは、基本的にラップは外してから詰めるのがベストです。
- ラップをしたままだと、解凍時の水分(蒸気)がこもる
- 蒸気や水滴がたまりやすく、菌の繁殖リスクが上がる
- ラップを外すと、余分な湿気が逃げてべちゃつきにくい
持ち運びには、保冷剤+保冷バッグを必ず使い、なるべく早めに食べましょう。
自然解凍すると少しパサつきやすくなるなるので、生地作りの際にバター・はちみつ・ヨーグルトを生地に練り込むとしっとり感がキープできますよ。
ホットケーキを冷凍前に小さめサイズで焼いておくと、解凍も早くムラになりにくいです。
ホットケーキを包むなら、キッチンペーパー・ワックスペーパーが最適ですよ。
お弁当にぴったりなアレンジレシピ6選
ホットケーキは、アレンジ次第で甘い系も食事系もお弁当にぴったりなメインやデザートになりますよ。
冷めてもおいしいお弁当向けのアレンジレシピを6つご紹介します。
- ミニパンケーキサンド
- 冷凍ブルーベリー入りミニパンケーキ
- バナナパンケーキボール
- ハムチーズサンド
- ベーコンエッグサンド
- ツナマヨコーンのホットケーキ
お子さまの遠足やおやつ代わり、大人のお弁当にもぴったりなホットケーキのアレンジレシピです。
ぜひ、試してみてくださいね♪
ミニパンケーキサンド(フルーツ&クリームチーズ)
- 小さめホットケーキ(直径5〜6cm)
- クリームチーズ
- いちご or バナナ or 冷凍ブルーベリー(水気をよく切る)
- はちみつ(別容器でもOK)
作り方
-
ホットケーキを焼いて冷ます
-
クリームチーズを塗ってフルーツを挟む
-
1個ずつラップ or ペーパーで包んで弁当に入れる
ポイント
-
クリームチーズは保冷管理すればOK(保冷剤必須)
-
はちみつは別添えにして、食べる直前にかけるとベタつかず◎
冷凍ブルーベリー入りミニパンケーキ
- 通常のホットケーキ生地
- 冷凍ブルーベリー(またはチョコチップ・干しブドウなど)
作り方
-
生地に具材を混ぜ込んでから焼く
-
冷ましてから小分け冷凍→朝そのまま弁当に
ポイント
-
自然解凍で食べごろ
-
シロップなしでも十分甘くておいしい!
バナナパンケーキボール(ひとくちサイズ)
- ホットケーキミックス
- 熟したバナナ(潰す)
-
卵・牛乳(基本の分量)
作り方
-
生地にバナナを混ぜる
-
たこ焼き器 or 丸く焼いて一口サイズに
-
冷めたらピックに刺してお弁当に
ポイント
-
甘みだけでなく腹持ちも◎
-
小さいので子ども用お弁当にもぴったり
ハムチーズサンド
- ホットケーキ(プレーン)
-
ハム・スライスチーズ
作り方
-
ホットケーキ2枚でハムとチーズをサンド
-
軽くトースト or 焼き固めてもOK
-
ラップ or ペーパーで包んで持っていく
ポイント
-
朝作って冷ましてから詰める
-
チーズが溶けて風味アップ&冷めてもおいしい!
ベーコンエッグサンド
- ホットケーキ
- スクランブルエッグ(よく火を通す)
-
カリカリベーコン
作り方
-
具材をサンドし、ペーパーで包む
-
少し冷ましてから詰める
ポイント
-
水分が少ない具材を使うのがコツ
-
卵は傷みやすいので保冷必須
ツナマヨコーンのホットケーキ
- プレーン生地
- ツナ缶(油切り)・コーン・マヨネーズ少々
作り方
-
生地に具材を混ぜて焼くだけ
-
カットして詰めるだけで栄養バランス◎
ポイント
-
ツナはノンオイル缶がベター
-
塩味があるので他のおかずとも相性よし
まとめ
- ホットケーキをお弁当にして持って行くときは、しっかり冷まし、ラップに包むか密閉容器に入れるなどの工夫をしよう
- ホットケーキが固くならない方法として、生地にヨーグルトやマヨネーズ、はちみつ、バターなどを加えると良い
- 前日のホットケーキをお弁当に入れる場合は、ラップをして保存容器に入れ、冷蔵保存しておこう。翌朝お弁当に入れるときはそのままでも良いが、再加熱がおすすめ
- 夏場は食中毒のリスクがあるため、必ず保冷対策をしよう
- 冷凍ホットケーキをお弁当箱で自然解凍するときは、ラップは外してから詰めよう
- 冷めても美味しいお弁当向けレシピを6つ紹介
ホットケーキは、お弁当にしてもおいしく楽しめるメニューです。
今回ご紹介したように、ホットケーキが固くならないためのポイントや、前日に作ってもおいしさをキープするコツを押さえれば、安心して持って行くことができます。
冷凍ホットケーキの自然解凍方法や保冷グッズの活用で、夏場でも安心して持って行くことができますよ。
ぜひこの記事を参考にして、ホットケーキ弁当を気軽に楽しんでみてくださいね。遠足やピクニック、おやつにもぴったりです♪
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