「サトウのごはん」のようなパックご飯は、通常レンジ加熱をして美味しく食べれる便利な商品です。
しかし、電子レンジを使わずに水で戻すことはできないのか気になりますよね。
実際のところ、パックご飯を水で戻す方法はおすすめできません。
水で戻すと表面だけが水っぽくて芯が硬い状態になり、美味しく食べることができなくなります。
また、「お湯をかける方法は?」「そのままお茶漬けにするのは?」と疑問に思う方もいると思いますが、やはりこちらもおすすめできません。
これらのおすすめできない理由について、記事内で詳しく解説していきますね。
そのほかにも、湯煎で戻す方法や、雑炊にして煮込む方法、温めずに炒める方法など美味しく食べる裏技もまとめましたので、最後までご覧ください♪
パックご飯を水で戻すのはNG

「サトウのごはん」のようなパックご飯を水で戻すことはできるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。
パックご飯を水で戻すと、水っぽいだけで芯が硬い状態となるので、やめておきましょう。
「水に浸しておけばいつか柔らかくなるのでは?」と考えがちですが、パックご飯の性質上、美味しいご飯にはなりません。
パックご飯を水で戻すことがだめな理由は、主に2つあります。
炊き立てのご飯はデンプンが柔らかいアルファ化状態ですが、パックご飯(常温保存時)は、デンプンが硬く結合したベータ化(老化)という状態になっています。
水に浸しても表面がふやけるだけで、芯の硬い結合は解けません。
お米を美味しく、消化しやすい状態(アルファ化)に戻すには、「水分」と「高温(約60℃〜)」の両方が必要です。
水だけではどれだけ時間をかけても、あのふっくらした食感には戻りません。
水に長時間浸したまま放置すると、特に夏場などは雑菌が繁殖しやすくなります。
不完全な状態のご飯を食べることで、食中毒のリスクも高まってしまいます。
実際に水で戻すと表面は水っぽいのに芯は硬い
実際にパックご飯を水に浸してみましたが、どれだけ時間を置いても美味しいごはんにはなりませんでした。
パックご飯の米粒は、加熱されないと内部まで水分が浸透しません。
そのため、表面だけがふやけて水っぽい状態になり、中心部は生の米のような硬い芯が残ってしまいます。
「水っぽいならお粥として食べられるのでは?」と思われがちですが、お粥は加熱によってデンプンが糊化(こか)して粘りが出ることで成立します。
水に浸しただけのパックご飯は、「冷たい水の中にボソボソした粒が浮いているだけ」の状態になり、非常に口当たりが悪いです。
お湯をかける方法で食べることはできる?
「水がダメなら熱いお湯をかけるのはどうだろうか」と思う方もおられるでしょう。
パックご飯にお湯をかける方法もおすすめできません。
パックご飯をふっくらさせるには、お米の芯まで熱を伝え、デンプンを「アルファ化(糊化)」させる必要があります。
しかし、お湯をかけるだけでは、冷たいお米に熱を奪われてすぐに温度が下がってしまい、芯まで熱が通らないのです。
表面はお湯を吸ってベチャベチャと水っぽい状態になりますが、芯は硬いままという「中途半端な状態」になります。

お湯をかけるだけでは美味しく食べられないよ
そのままお茶漬けにして食べられる?
お湯をかけるのがダメなら、お茶漬けの素と一緒に熱々のお茶を注ぐのはどうでしょうか。
しかし、やはり温めていないパックご飯でそのままお茶漬けを作るのはおすすめできません。
冷蔵・常温のパックご飯は意外と量があり、熱いお茶を注いでもお米に熱を奪われて温度が急降下します。
結果としてぬるいお茶漬けのようになり、お米の芯まで熱が通りません。
お茶に浸すことで表面はズルズルと水っぽい感触になりますが、お米の内部はベータ化した硬い状態のままです。
お茶漬け特有の「サラサラ感」はなく、ボソボソした塊を飲み込むような食感になってしまいます。
どれだけお茶をかけても、お米自体が「アルファ化(糊化)」していなければ、胃腸に負担がかかってしまいます。
レンジが使えないときは湯煎しよう
電子レンジが使えない環境で、パックご飯を安全かつふっくらと戻す方法は「湯煎(ゆせん)」です。
少し時間はかかりますが、これだけで炊きたての美味しさが復活しますよ。

なぜ湯煎なら美味しくなるの?
お湯をかけるだけの場合と違い、沸騰したお湯の中で加熱し続けることで、パック内部の温度が一定以上に保たれます。
これにより、お米の芯までしっかりと熱が伝わり、ボソボソ感や水っぽい不快感がなくなり、モチモチした食感が戻るのです。
湯煎で美味しく食べる手順
パックご飯を美味しく食べるための湯煎の手順はこちらです。
1.蓋は開けない: パックのフィルムを剥がさず、そのままの状態で用意します。
2.たっぷりのお湯で茹でる: 鍋にパックが浸かる程度の水を沸騰させ、パックを投入します。
3.15分以上加熱する: 芯まで熱を通し、デンプンを完全にアルファ化させるために、15分(大盛りなら20分)は加熱し続けましょう。
4.ひっくり返す: 鍋のサイズによっては、途中で上下を入れ替えるとムラなく温まります。
- 空焚きに注意: 15分以上茹でるため、お湯が蒸発してなくなるのを防ぐよう、多めの水で行ってください。
- 火傷に注意: 取り出す際は非常に熱くなっています。トングなどを使用し、蒸気による火傷にも気をつけましょう。
そのまま使うなら雑炊か炒めるがおすすめ

パックご飯をレンジ加熱せずにそのまま使って調理するなら、雑炊のように煮込むか炒める方法がおすすめです。
ここでは、パックご飯をそのままの状態で雑炊を作る方法と、炒めてチャーハンを作る方法を紹介します。
ぜひ参考にして、作ってみてくださいね♪
パックご飯そのまま使って雑炊を作る方法
パックご飯は、電子レンジで温めなくても「直接スープで煮込む」ことで、お米のデンプンをアルファ化(柔らかい状態)に戻すことができます。
そのためご飯を煮込んで作る雑炊はなら、パックご飯そのままでも美味しく作ることができますよ。
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パックご飯: 1食分
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水: 250〜300ml(お好みの濃さで)
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顆粒だし(和風・鶏ガラなど): 小さじ1
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醤油・塩: 少々
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卵: 1個
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お好みの具材: ネギ、きのこ、鮭、鶏肉など
作り方
1.開封前に、パックの外側から手で軽く押して、お米の塊をほぐす
こうすることで、鍋に入れた時にダマにならず、スープが均一に馴染みます。
2.鍋に水、だし、具材を入れて火にかけ、沸騰させる
お米を入れる前にスープを熱々にしておくのが、水っぽくならないコツです。
3.パックご飯を投入し、しっかり煮込む(中火で3〜5分間煮込みます。)
4.ご飯が好みの柔らかさになったら、仕上げに溶き卵を回し入れる
蓋をして10秒ほど蒸らせば完成です。
そのまま炒めると絶品チャーハンに!
実は、チャーハンを作るならパックご飯はレンジで温めず、そのまま炒めるのがパラパラに仕上げる最大の秘訣です。

何でそのまま炒めるのがいいの?
一度加熱して「アルファ化(糊化)」したご飯は粘り気が出ますが、温める前のパックご飯はお米の表面が硬いため、一粒一粒が離れやすい状態です。
これを直接フライパンで熱することで、水分を飛ばしながら一気にアルファ化させることができ、パラパラ食感になりますよ。
作り方
1.開封前に、パックの外側から両手で揉むようにして、お米の塊を完全にバラバラにほぐしてお く
ここで粒を離しておくことで、そのまま炒めてもダマになりません。
2.ボウルにほぐしたパックご飯を出し、先に「溶き卵」と「少量の油」を混ぜ合わせておく(黄金ごはん方式でコーティング)

お米一粒一粒を卵でコーティングすることで、さらにパラパラ度がアップするよ!
3.フライパンに油を引き、十分に熱したらご飯を投入する
4.お米がふっくらして、透明感が出てきたら、醤油や塩コショウなどで味を整える
雑炊の時と同様、お米の芯までしっかり熱を通すようにしましょう。
炒める時間が短いと、芯が硬いままで消化に悪くなってしまいます。パラパラかつふっくらするまで、しっかりと熱を加えましょう。
まとめ
- パックご飯を水で戻すと表面が水っぽいだけで芯が残り食べにくいため、水で戻す方法はやめよう
- お湯をかけるだけの方法も同様で、ご飯の芯が残った水っぽい状態となる
- そのままお茶漬けにするのも同じ状態になるので、レンジ加熱したパックご飯でお茶漬けを作ろう
- レンジが使えないときは湯煎がおすすめ
- パックご飯をそのまま使いたいときは、煮込んで雑炊にする方法やチャーハンのように炒める方法がおすすめ
パックご飯を水で戻す方法はおすすめできないので、表示通りにレンジ加熱してから食べるようにしましょう。
炒めてチャーハンにする方法は私も驚きでしたが、とても美味しくできるのでぜひ試してみてくださいね。




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