温めた豆乳をスープジャーに入れてお弁当に持って行くと、体にやさしくて栄養満点のランチになりますよね。
しかし実は、豆乳は温めた状態でスープジャーに入れておくと腐るリスクがあります。
スープジャーの中で温度が下がると菌が繁殖しやすく、特に夏場は食中毒のリスクが高まるため注意が必要です。
「朝しっかり温めたのに、昼には酸っぱいにおいがした…」という失敗は、温度管理が原因のことがほとんどですよ。
また、豆乳をスープにして安全に持ち運ぶためには、スープジャーの予熱など、いくつかのポイントがあるので解説しますね。
この記事では、温めた豆乳をスープジャーに入れても腐るのを防ぐコツや、夏でも安心な冷製豆乳スープの持って行き方を詳しく紹介します。
さらに、ダイエットにも人気のオートミールを使った豆乳スープレシピも掲載していますので、ぜひご覧ください♪
豆乳をスープジャーに入れると腐る?
豆乳は栄養豊富でまろやかな味わいが魅力ですが、温めた豆乳をスープジャーに入れて持ち運ぶと腐るリスクがあります。
その理由は、豆乳がたんぱく質・脂質・水分を多く含み、菌が繁殖しやすい環境になるためです。
特に40〜60℃のぬるい温度帯は菌が活発に増えるため、持ち運ぶときはスープジャーの温度管理が重要になりますよ。
温めた豆乳をスープジャーに入れるコツ

温めた豆乳をスープジャーで安全に持ち運ぶためのポイントは、細菌が繁殖しやすい温度帯(20℃〜50℃程度)に長時間留めないことです。
特に豆乳は乳製品と同様に腐敗しやすい食材なので、スープジャーで持ち運ぶ際は、以下のコツを参考にしてくださいね。
徹底した「熱々」の維持が一番のポイントです。
スープジャーに入れる直前に、豆乳を沸騰に近い熱々の状態までしっかり加熱します。
生温かい状態で入れないようにしましょう。
豆乳を入れる前に、スープジャーに熱湯を注ぎ、フタをせずに数分間置いて容器全体を温めておきます。

熱湯を捨てる際は、やけどに注意してね!
冷えた容器に入れると、せっかく熱くした豆乳の温度が急激に下がってしまいます。
予熱した熱湯を捨てたら、すぐに熱々の豆乳を水位線の少し下まで注ぎ、フタをしっかり閉めます。
入れる量が少なすぎると保温効果が下がりやすいので、規定量を守りましょう。
専用のポーチや断熱性のあるバッグに入れると、さらに保温効果を高めることができます。
持ち運ぶ際は、フタが緩まないように縦置きにしましょう。
豆乳スープをスープジャー弁当にするコツ
豆乳スープをお弁当に入れる際は、「温度管理」「衛生管理」「食材選び」の3つがポイントです。
豆乳は栄養価が高い反面、傷みやすく、スープジャーの中でも温度が下がると腐るリスクが高まるため、正しい使い方を徹底しましょう。
スープジャーの内側温度が低いと、入れたスープの熱が奪われてしまい、細菌が繁殖しやすい温度帯になります。
使用前に熱湯を注ぎ、5分以上予熱してからお湯を捨てることで、保温力を最大限に発揮できます。
豆乳は沸騰させすぎると分離しますが、85〜90℃程度まで加熱してからスープジャーに入れるのがベストです。
加熱が足りないと雑菌が残りやすく、特に調製豆乳を使う場合は糖分が多く腐りやすいため注意が必要です。
豆乳スープに入れる具材は、しっかり火を通したものを使いましょう。
水分が多い野菜や生の葉物は時間が経つと水っぽくなり、スープの温度も下がりやすくなります。
- 加熱したきのこ類(しめじ・エリンギなど)
- ベーコン・鶏むね肉・ツナなどのたんぱく質
- かぼちゃ・じゃがいも・豆腐などの満足感ある具材
- レタス・もやし・ほうれん草などの生野菜
- 半熟卵や加熱不足の肉(雑菌繁殖の原因に)
豆乳スープは、濃い味付けや塩分が多いと分離しやすくなります。
コンソメや味噌など、塩分を少し控えめにしておくと、昼食時も見た目や風味が安定しますよ。
また、とろみをつけるためにオートミールや片栗粉を加えるのもおすすめです。
スープジャーの保温時間は通常6時間ほどですが、安全に食べることを考えて、4時間以内を目安にしましょう。

朝7時に詰めた場合は、11時ごろまでに食べきろう!
特に夏場は冷却タイプの豆乳スープに切り替えるのがおすすめです。
夏場に豆乳スープを持って行くのは大丈夫?

夏場に豆乳スープをスープジャーに入れて持ち運ぶのは、あまりおすすめできません。
豆乳は腐りやすく、夏の高温環境ではスープジャー内部の温度が下がりやすいため、食中毒のリスクが高まります。
特に以下の条件がそろうと危険です。
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通勤・通学などで移動時間が長い
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直射日光の当たる場所に置く
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作ってから4時間以上経過して食べる
夏場にどうしても豆乳スープを持って行きたい場合は、次のような工夫をしましょう。
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冷製豆乳スープにする(加熱後に冷やしてからジャーへ)
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保冷剤+保冷バッグを併用して温度を一定に保つ
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動物性食材を控え、野菜中心にする(腐敗リスクを軽減)
夏は「温かい豆乳スープ」ではなく、「冷たい豆乳スープ」にするほうがおすすめです。
冷やしても美味しいレシピを活用すれば、安心してお弁当に取り入れられますよ。

後ほど冷製スープのレシピを紹介するよ♪
夏場は冷製豆乳スープがおすすめ
暑い時期はスープジャーでも内部温度が不安定になりやすいため、冷たい豆乳スープがおすすめです。
きゅうりやトマト、豆腐などを加えた冷製スープは、保冷剤と保冷バッグを活用することで冷たさをキープできますよ。

冷製タイプは「保温」ではなく「保冷」を意識!
氷を1〜2個入れておくと昼までひんやり感を保てるよ
スープジャーでおすすめな豆乳スープレシピ3選

豆乳スープは調味料次第でアレンジ豊富なメニューです。
そこで、スープジャー弁当におすすめな、豆乳スープのレシピを3つ紹介したいと思います。
- 豆乳味噌スープ
- 鶏ときのこの豆乳チャウダー
- 冷製豆乳コーンスープ
和風でまろやか!豆乳味噌スープ
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無調整豆乳:150ml
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だし汁:100ml
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味噌:小さじ1〜1.5
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豆腐・わかめ・ねぎ:各適量
作り方
1.鍋でだし汁を温め、具材を加えて火を通す。
2.火を止めてから味噌を溶かし、豆乳を加えて混ぜる。
3.沸騰直前まで温めたらスープジャーに入れる。

豆乳を加えた後に、強火で煮ると分離するので注意しよう
食べ応え満点!鶏ときのこの豆乳チャウダー
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鶏むね肉(またはささみ):50g
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しめじ・エリンギ:各1/4パック
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玉ねぎ:1/4個
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豆乳:150ml
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コンソメ:小さじ1
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塩こしょう:少々
作り方
1.具材を炒めてコンソメを加える。
2.豆乳を入れて弱火で温め、とろみが出たら完成。
3.熱々のままスープジャーへ。

高たんぱく・低脂質で、ダイエット中にもおすすめ♪
夏向け!冷製豆乳コーンスープ
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コーン缶:大さじ2
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無調整豆乳:150ml
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コンソメ:小さじ1/2
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塩こしょう:少々
作り方
1.材料をミキサーでなめらかに混ぜる。
2.冷蔵庫で冷やしてからスープジャーに入れる。
3.保冷剤入りバッグで持ち運ぶ。
ほんのり甘く、冷たくても美味しい夏向けレシピです。
オートミールと豆乳のスープジャーレシピ

豆乳とオートミールは相性抜群です。
お弁当にぴったりなスープジャーレシピを2つ紹介します。
豆乳オートミールクラムチャウダー風
- オートミール:大さじ3
- 無調整豆乳:150ml
- コーン・ベーコン・玉ねぎ:各少量
- コンソメ:小さじ1/2
- 塩こしょう:少々
作り方
1.鍋に具材と豆乳を入れ、軽く煮込む(沸騰直前まで)。
2.オートミールを加えてとろみが出るまで加熱。
3.熱々の状態でスープジャーに入れる。
夏向け!冷製豆乳オートミールスープ
- 無調整豆乳:150ml
- オートミール:大さじ2
- 水:100ml
- きゅうり・トマト:各少量
- 塩:ひとつまみ
- オリーブオイル:小さじ1
作り方
1.容器にオートミールと水を入れ、電子レンジで1分ほど加熱して冷ます。
2.そこへ冷たい豆乳、刻んだ野菜、調味料を入れ混ぜる。
3.スープジャーに入れ、保冷剤を使って持ち運ぶ。

さっぱりした味わいで、夏のお弁当にぴったり♪
まとめ

温めた豆乳をスープジャーに入れると、保温効果でおいしく楽しめますが、温度が下がると腐るリスクが高いため注意が必要です。
豆乳は栄養価が高く菌が繁殖しやすい食品なので、豆乳スープぬする場合も、スープジャーをしっかり予熱し、熱々の状態で入れることが大切です。
また、夏場は冷製スープに切り替えるなどの工夫で、食中毒のリスクを防ぎましょう。
オートミールを加えれば、腹持ちの良い健康的なランチにもなりますよ。
この記事を参考に、季節に合わせたスープジャー弁当を楽しんでくださいね♪



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