「サンリオのキャシーは消えたの?」サンリオファンなら一度はそう疑問に思ったことがあるかもしれません。
かつてキティの「一番の親友」として、数多くのグッズやアニメに登場していたキャシー(Kathy)。
しかし、ある時期を境に、彼女の姿はサンリオ公式サイトやショップから忽然と消えてしまいました。
キャシーはなぜ消えたのかというと、オランダの「ミッフィー」との著作権訴訟が起きた際、東日本大震災の復興支援を優先して両社が和解し、サンリオ側が今後のグッズ制作を控えることに合意したためです。
この記事では、そのことについて詳しく解説していきたいと思います。
サンリオのキャシーはなぜ消えた?
ハローキティの隣にいつもいた、白いウサギの女の子「キャシー(Kathy)」。
かつてはサンリオのメインキャラクターの一員として、キティちゃんの「一番の親友」というポジションを確立していました。
しかし、ある時期を境にキャシーの姿をグッズや公式サイトで見かけることはほとんどなくなりました。
「キャシーは消えたの?」「消えた理由は?」と疑問に思う方も多いでしょう。
なぜキャシーは表舞台から姿を消したのかというと、オランダの「ミッフィー」との著作権訴訟が起きた際、東日本大震災の復興支援を優先して両社が和解し、サンリオ側が今後のグッズ制作を控えることに合意したためです。
キャシーが消えたと言われる理由
サンリオのキャシーが姿を消した最大の理由は、オランダの絵本作家ディック・ブルーナ氏が生み出した「ミッフィー(うさこちゃん)」との著作権問題にあります。
2010年、ミッフィーの著作権を管理するメルシス社(オランダ)が、サンリオの「キャシー」がミッフィーに酷似しており、著作権を侵害しているとして、オランダの裁判所に製造・販売の差し止めを求める訴えを起こしました。
当時、裁判所はメルシス社の主張を認め、サンリオに対してベルギー、オランダ、ルクセンブルクの3カ国での販売停止を命じる暫定判決を下しました。
2011年、さらなる法的争いが続くかと思われましたが、同年3月に発生した東日本大震災が転機となります。
サンリオとメルシス社は、「訴訟に費やす費用を復興支援に充てるべきだ」という合意に達しました。
両社は和解し、共同で寄付を行うことを発表。
この和解案の条件として、サンリオは今後、キャシーのキャラクターを使用したグッズの展開を控えることになったのです。
キャシーはどんなキャラクターだったの?
かつてのキャシーはサンリオを代表する人気サブキャラクターの一人でした。
トレードマークは、耳のあたりにつけた、キティとお揃いのような可愛らしいリボン(ピンクや赤が定番でした)。
あらためて、キャシーがどのような存在だったのかを振り返ってみましょう。
1976年に誕生したキャシーは、ハローキティ(キティ・ホワイト)の同級生で、キティの最も親しい友人という設定を持っていました。
キティの横に並んだ際に、耳がピンと立ったウサギのフォルムは非常にバランスが良く、二人組のアイコンとしてノートや筆箱など、数多くのステーショナリーに描かれていたのです。
キャシーの性格は、「とても優しくて、おしゃべり好き」。
キティが聞き役になることもあるほど、楽しいお話で周囲を和ませるムードメーカー的な存在でした。
アニメシリーズでも、キティの冒険や日常に寄り添い、トラブルが起きたときは一緒に考え、解決してくれる頼もしい相棒として描かれています。
キャシーは現在どこにいる?
和解以降、キャシーはサンリオの公式ラインナップから事実上引退した形となっています。
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公式サイトからの削除: サンリオのキャラクター紹介ページから、キャシーの姿は消えています。
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グッズ販売の停止: 新しいキャシー単体のグッズが発売されることはなくなりました。
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アニメや過去作での扱い: 過去のアニメ映像などは残っていますが、リメイクや新作に登場することはありません。
まとめ
- サンリオのキャシーが消えた理由は、オランダの「ミッフィー(うさこちゃん)」との著作権を巡る係争がきっかけ。
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2011年の東日本大震災を受け、争いを続けるよりも「訴訟費用を復興支援に充てるべき」という両社の合意により和解。
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和解条件として、サンリオは今後キャシーのグッズ展開を控えることを決定。
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キャシーの今はというと、サンリオの公式サイト等でも取り扱われておらず、製品にも使用されていない
キャシーがキティの親友として過ごした楽しい記憶は、今も多くのファンの心の中に大切に仕舞われていることでしょう。




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