「うなぎをお弁当に入れて持って行きたいけど大丈夫?」と気になる方は多いのではないでしょうか。
うなぎは傷みやすい魚であるため、お弁当に入れると腐る可能性や食中毒のリスクがあります。
この記事では、うなぎをお弁当に入れるときの食中毒を防ぐためのポイント、安全な持ち運び方、そして夏でも安心して楽しめるうなぎ弁当レシピをご紹介します。
美味しく安全にうなぎ弁当を楽しみましょう!
うなぎをお弁当に入れるのは大丈夫?

市販のうなぎ蒲焼きやしっかり加熱したうなぎであれば、お弁当に入れても大丈夫です。
ただし、保存状態や持ち運び環境によっては、腐る危険性や食中毒のリスクが高まるため注意が必要です。
特に真夏の高温環境下では、傷みやすくなるため「冷ましてから詰める」「保冷対策をする」などの工夫をしましょう。

生うなぎや半生状態はNGだよ
うなぎをお弁当に使う際は、必ず中心まで加熱しましょう。生焼けや半生状態では、食中毒のリスクが高まります。
うなぎ弁当は食中毒のリスクあり

うなぎは傷みやすい食材のため、お弁当に入れると食中毒のリスクがあります。
調理や保存過程での菌の繁殖が食中毒の原因となりますので、注意しましょう。
| 菌の種類 | 特徴・症状 |
| 黄色ブドウ球菌 | 手や調理器具から付着しやすく、加熱に強い毒素を出す |
| サルモネラ菌 | 生肉や不衛生な水、手から付着し腹痛や下痢を起こす |
| 腸炎ビブリオ菌 | 魚介類に多く、特に夏に増殖しやすい |
うなぎは腐るとどうなる?
うなぎが腐ると、見た目、匂い、手触りなどに明らかな変化が現れます。
食べる前にしっかり見分けて、食中毒を防ぎましょう。
新鮮なうなぎとは異なる、酸っぱい匂い、アンモニア臭、生臭さが強まった匂い、またはツンとくる刺激臭がします。
蒲焼きの甘いタレの匂いとは明らかに違う、不快な匂いがしたら食べるのは控えましょう。
うなぎの表面にヌルヌルとしたぬめりや粘り気が生じます。これは細菌が増殖している証拠です。
身の色が不自然に変色します。例えば、緑がかったり、黒ずんだり、灰色がかったりすることがあります。
タレの色も、通常よりも濁っていたり、色が薄くなっていたりする場合があります。
また、カビが生えることもあるので要注意です。
うなぎを安全にお弁当に入れて持って行くコツ

食中毒を防いで、うなぎを安全にお弁当に入れて持って行きましょう。
うなぎをお弁当に入れるときのポイントはこちらです。
市販のうなぎ蒲焼きでも、お弁当に入れる前はレンジやフライパンで再加熱しましょう。
- 電子レンジ:600Wで1分〜1分半
- フライパン:弱火でじっくり表面に焼き目がつくまで加熱
温かいまま弁当箱に詰めると、容器内で蒸れて雑菌が繁殖しやすくなります。
冷めてからお弁当に入れることで水分の発生を防ぎましょう。
食中毒菌は水分があるところで繁殖しやすいため、うなぎの水分を減らす工夫をしましょう。
うなぎの蒲焼きはタレが多いですが、お弁当に入れる際はキッチンペーパーなどで軽く拭き取ると良いですよ。
うなぎはタレがついているため、ほかのおかずと直接触れると味移りや劣化の原因になります。仕切りカップやバランを活用しましょう。
うなぎの下にレタスや大葉などの生野菜を敷くと、野菜から水分が出てしまう可能性があるので避けた方が無難です。
ご飯の上に直に乗せる場合は、うなぎの周りにご飯の水分を吸収してくれる海苔を敷くなどの工夫もおすすめですよ。
夏場や持ち歩き時間が長い場合は、保冷剤+保冷バッグのダブル使いがおすすめです。
夏場のお弁当にうなぎを入れても大丈夫?

夏場でもうなぎをお弁当に入れることは可能ですが、通常以上に気を配りましょう。
うなぎは脂分が多くタレも甘いため、細菌が繁殖しやすい条件が揃っています。
特に梅雨〜真夏の時期は気温・湿度ともに高く、食材が急速に傷むため、何の対策もせずに持ち歩くのはNGです。
夏場にうなぎをお弁当に入れる際の4つのポイント
うなぎは高温状態が続くと2〜3時間で菌が繁殖し始めます。
夏場は必ず保冷剤と保冷バッグを併用し、持ち運び時間を短く保ちましょう。
保冷剤は複数個使用するのがおすすめです。
熱いごはんの上にうなぎをのせると、蒸気で水分が発生し、菌が繁殖しやすくなります。
うなぎとごはんを別容器に分けるか、ごはんも冷ましてから詰めるようにしましょう。
市販されている抗菌シート(バイオシート)を弁当の上に置くだけで、雑菌の繁殖を抑える効果があります。
また、酢の殺菌作用も優秀なので、うなぎと一緒に酢飯にしたり、副菜に酢の物を加えるのもおすすめです。
長時間の持ち歩きは危険です。なるべく早めに食べましょう。
うなぎの傷みにくいアレンジレシピ3選

お弁当に安心して入れられる、うなぎのアレンジレシピを3つご紹介します。
- うなぎの焼きおにぎり
- うなぎと卵のふわふわ炒め
- うなぎときゅうりの酢の物
それぞれ傷みにくい工夫をしているので、ぜひ試してみてくださいね♪
うなぎの混ぜご飯おにぎり
しっかり加熱し、水分を飛ばして握ることで安心感がアップします。
焼きおにぎり風にすることで表面の殺菌効果も期待できますよ。
材料(2個分)
- うなぎの蒲焼き(市販品):1/2尾分
- ご飯:200g
- うなぎのタレ:大さじ1〜2(うなぎに付属のもの、または市販品)
- 白ごま:小さじ1
- (お好みで)山椒:少々
- ごま油:少量(焼きおにぎり用)
作り方
1.うなぎの蒲焼きを電子レンジで温めるか、フライパンで軽く加熱し、熱いうちに細かく刻む
2.温かいご飯に刻んだうなぎ、うなぎのタレ、白ごま(お好みで山椒)を加えて、しゃもじで切るように混ぜ合わせる
3.手を清潔にし、熱いうちにしっかりと握り、おにぎりの形にする
4.フライパンにごま油を薄くひいて熱し、おにぎりの両面をこんがりと焼き色がつくまで焼く

おにぎりは硬めにしっかりと握ることで、冷めたときに崩れにくくなるよ
焼くことにより、表面の殺菌と水分を飛ばす効果あり
うなぎと卵のフワフワ炒め
うなぎと卵をしっかり炒め、水分を飛ばすことで日持ちを良くします。
- うなぎの蒲焼き(市販品):1/4尾分
- 卵:1個
- 長ねぎ:5cm(みじん切り)
- うなぎのタレ:小さじ1
- 酒:小さじ1
- サラダ油:小さじ1
- (お好みで)山椒:少々
作り方
1.うなぎの蒲焼きを電子レンジで温めるか、フライパンで軽く加熱し、細かく刻む
2.卵を溶きほぐしておく
3.フライパンにサラダ油を熱し、長ねぎを炒める。香りが立ったら刻んだうなぎを加え、さっと炒め合わせる
4.溶き卵を加え、半熟状になったら、うなぎのタレと酒を回し入れ、卵が完全に固まるまでよく炒める

水分が残らないように、しっかりと炒めるのがポイント♪
お好みで山椒を振るのもおすすめだよ
彩りと保冷効果バツグン!うなぎときゅうりの酢の物風
- うなぎ:1/4尾
- きゅうり:1/2本(塩もみ)
- 甘酢:大さじ1
作り方
1.うなぎは細切りにし、きゅうりと和える
2.甘酢で味付けする
3.冷蔵庫で冷やしてから詰める

酢の殺菌作用で傷みにくくて、さっぱり食べやすい副菜だよ
まとめ

- うなぎは傷みやすい食材のため、お弁当に入れる際はしっかり対策をしよう
- 食中毒を防ぐために、中心までしっかり加熱し、しっかり冷ましてから入れよう
- 夏場は特に保冷対策を万全にして持ち運ぼう
- お弁当にぴったりのレシピ「うなぎの焼きおにぎり」「うなぎと卵のふわふわ炒め」「うなぎときゅうりの酢の物」を紹介
「うなぎをお弁当に入れるのは大丈夫?」と不安に感じていた方も、しっかり加熱し冷ましてから詰めることや、保冷対策を徹底することで、夏場でも安全に持ち運ぶことができますよ。
また、夏でも安心して食べられる「うなぎおにぎり」や「うなぎときゅうりの酢の物風」などの腐りにくいレシピを取り入れることで、見た目も味も満足度の高いお弁当になります。
ちょっとした工夫で、うなぎ弁当は夏でもおいしく安全に楽しめます。
季節を問わず、贅沢なうなぎ弁当をぜひ安心してお楽しみください♪




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