手軽で美味しい「なめたけおにぎり」は、お弁当にぴったりの一品ですが、実は腐るリスクが高い具材でもあります。
特になめたけは水分が多く、常温に長時間置くと傷みやすいため、暑い季節や長時間持ち歩く際には注意が必要です。
この記事では、なめたけおにぎりが腐る理由や見分け方、腐りにくい作り方と注意点を徹底解説します。
さらに、冷凍保存の正しい方法や、腐りにくさを意識したアレンジレシピも紹介します。
腐らせずにおいしく食べるためのポイントを、ぜひチェックしてくださいね♪
なめたけおにぎりは腐る?
なめたけおにぎりは水分が多いため、腐るリスクがあります。
とくに注意すべきは、おにぎりにして常温で放置する時間です。
細菌は、約20℃から50℃の温度帯で活発に増殖します。水分が多いなめたけおにぎりを常温で放置すると、菌が増えるリスクが非常に高まります。
夏場や高温多湿の環境では特に腐りやすくなります。
しかし、対策をしっかりすればお弁当に入れても安全に食べることができますので、安心してくださいね。
なめたけおにぎりが腐るとどうなる?
なめたけおにぎりは腐ると、見た目や匂いなどに変化が現れます。
- 酸っぱいにおいがする
- ヌルヌル感が強くなる
- 糸をひく
- ご飯がべちゃつく、黄色やピンク色に変色する
- 異臭(アンモニア臭、腐敗臭)がする
こうした変化がある場合は、食べないようにしましょう。
お弁当に入れて安全に持って行く方法

なめたけおにぎりの腐りにくい作り方と注意点をわかりやすく解説します。
お弁当に入れるときに安心できるポイントを見ていきましょう。
炊きたてのご飯でおにぎりを作ると、蒸気がこもって水分が多くなり、菌が繁殖しやすくなります。
熱いまま握ってラップで包むのはNGです。
必ず冷ましてから作りましょう。
市販のなめたけは水分が多く、とろみのあるタレが腐る原因になります。
スプーンで軽く汁気を切ってから使用しましょう。
キッチンペーパーで軽く押さえ、水気を切るのも効果的ですよ。
酢や塩には抗菌作用があり、腐敗を防ぐ効果があります。
ご飯に酢小さじ1を混ぜて酢飯風にしたり、少し塩を混ぜて塩むすびベースにすると良いですよ。
なめたけの味を邪魔しない程度に加えると、風味も引き締まって美味しくなります。
おにぎりを素手で握ると、手に付いた常在菌が具材に移りやすくなります。
ラップやポリ手袋を使って握るとより安心です。
握ったおにぎりは完全に冷めてから、ラップで包むかお弁当箱に詰めるようにしましょう。
熱いまま包むと内部で結露が発生し、雑菌が増殖しやすくなります。
夏場や室温が高い時期には特に注意が必要です。
保冷バッグ+保冷剤でしっかり温度管理をしましょう。
スープジャーやおにぎり専用保冷ケースもおすすめです。
梅干しや大葉、ごまなどの食材は抗菌・抗酸化作用があるため、なめたけおにぎりに混ぜることで腐りにくくなるだけでなく、風味も増します。
なめたけおにぎりを冷凍するときのポイント
「作り置きして冷凍しておけたら便利なのに」と思う方も多いのではないでしょうか。
なめたけおにぎりは、冷凍保存することができますよ。
ただし、冷凍するときは、いくつかのポイントがあります。
ご飯は炊きたての熱い状態ではなく、粗熱がしっかり取れてからなめたけを加えましょう。
熱いご飯をそのまま冷凍すると、解凍時に水分が抜けやすく、パサつきの原因になります。
なめたけは市販品であればそのまま、手作りの場合は、十分に加熱調理し、汁気をしっかり切りましょう。
なめたけを混ぜたおにぎりは、一つずつ空気が入らないようにラップでしっかりと包みましょう。
空気に触れると乾燥したり、酸化して味が落ちたりする原因になります。

しっかりラップで包むことで冷凍焼けや乾燥を防ぐことができますよ!
ラップで包んだおにぎりを、さらにアルミホイルで包むと、より冷凍焼けを防ぎ、乾燥から守ることができます。
その後、冷凍保存用の密閉袋(ジップロックなど)や密閉容器に入れて空気を抜き、しっかりと封をしましょう。
冷凍庫に入れたら、できるだけ急速に凍らせるのがポイントです。
早く凍らせることで雑菌の繁殖を防ぎ、食感の劣化を抑えることができますよ。
アルミトレーに乗せたり、冷凍庫の急速冷凍機能を使ったりすると良いでしょう。
長く保存すると、風味や食感が落ちる可能性があります。
冷凍保存してから2~3週間以内に、早めに食べましょう。
冷凍なめたけおにぎりを解凍するときは、ラップのまま電子レンジで加熱しましょう。(500Wで1個あたり1分30秒〜2分程度)
加熱後はしっかり冷ましてからお弁当に入れてくださいね。
半解凍のまま持ち運び、自然解凍でお昼に食べるのは、食中毒のリスクが高まるためおすすめしません。

冷凍おにぎりを保冷バッグ+保冷剤で冷たいまま持ち運び、食べる直前にレンジで温めるならOK!
腐りにくいなめたけおにぎりアレンジレシピ3選

ここでは、なめたけおにぎりが腐りにくい、アレンジレシピを紹介します。
防腐効果のある食材を組み合わせたり、調理方法を工夫することで、安全性とおいしさを両立したなめたけおにぎりが作れますよ。
- 梅干し+なめたけのおにぎり
- 焼きなめたけおにぎり
- 大葉+ごま+なめたけおにぎり
これらのアレンジを活用して、傷みにくいなめ茸おにぎりを作りましょう。
梅干し×なめたけの抗菌コンビおにぎり
梅干しのクエン酸には強い抗菌作用があります。なめたけの旨味と酸味のバランスが絶妙です。
- ご飯:100g(少し硬めがおすすめ)
- なめたけ:大さじ1
- 梅干し:1個(種を取って包丁でたたく)
作り方
- ご飯になめたけと梅干しを混ぜる
- ラップで包んで、空気を抜くように丸く握る
- 冷ましてから包む
焼きなめたけおにぎり
なめたけおにぎりの外側を焼くことで余分な水分を飛ばし、表面が乾いて菌の繁殖を防ぎやすくなります。
- ご飯:100g
- なめたけ:大さじ1
- 醤油:少量(焼き用)
作り方
- なめたけをご飯で包むようにおにぎりを作る
- フライパンで両面をこんがり焼く
- 最後に少量の醤油を塗って香ばしく仕上げる

焼くことで香りが増して、冷めても美味しいよ♪
なめたけ×大葉×ごまの香味おにぎり
大葉(しそ)には抗菌作用があり、風味も強いので夏場のおにぎりにぴったりです。ごまの油分でご飯の乾燥も防げますよ。
- ご飯:100g
- なめたけ:大さじ1
- 大葉:1枚(千切り)
- 白ごま:小さじ1
作り方
- ご飯になめたけ、大葉、ごまを混ぜる
- ラップで丸く握る
- 冷ましてから包む
まとめ

- なめたけおにぎりは常温で放置すると腐る可能性が高い
- なめたけおにぎりをお弁当して持って行く際は、しっかり冷ましたご飯に水切りしたなめ茸を加えておにぎりを作ろう
- なめたけおにぎりは冷凍保存は可能で、ぴったりラップに包み、保存用袋に入れてから冷凍しよう。レンジ加熱してから冷まして持って行くのが安全
- なめたけおにぎりに、梅干しや大葉を加えたり、焼きおにぎりにすることで防腐効果をアップさせよう
「なめたけおにぎり」は手軽で美味しい反面、腐るリスクがあるため注意が必要な具材です。
特に気温の高い夏場は、保冷対策を万全にしましょう。
しっかり対策をすれば、なめたけおにぎりも安全に楽しめますよ。
ぜひ今回のポイントを参考に、美味しくて安心ななめたけおにぎりを作ってみてくださいね。




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