ひらたけの味噌汁を作ったとき、「なんだか臭い」「いつもと違うにおいがする」と感じる方も多いのではないでしょうか。
ひらたけ自体に独特の「土っぽい」「野性味のある」香りがあるため、味噌汁に入れると人によっては「臭い」と感じることがあります。
しかし、ひらたけは下処理や調理のコツさえ押さえれば、旨味を引き出すことでがきますよ。
この記事では、ひらたけの味噌汁が臭いと感じる原因から、香りを旨味に変える切り方のコツ、さらに美味しさを引き立てる相性抜群の具材まで徹底解説します。
この記事を読んで、美味しいひらたけの味噌汁を作ってみてくださいね。
ひらたけを味噌汁に入れると臭い?
「ひらたけ」は、他のきのこ(しめじやえのきなど)に比べると、きのこ特有の香りが少し強めです。
そのため、きのこの「土っぽい香り」や「野性味のある匂い」が苦手な方にとっては、味噌汁に入れた時に「ちょっと臭い(香りがきつい)」と感じてしまうことがあります。
ただ、基本的には「良い出汁が出る美味しいきのこ」ですよ。
ひらたけの調理法や鮮度によっては、その香りが「旨味」ではなく「不快な臭い」に変わってしまうこともありますので、まずはひらたけの味噌汁が臭くなる原因について見ていきましょう。
なぜ臭いと感じるのか?
ひらたけの味噌汁が臭いと感じてしまう原因は、主に3つ考えられます。
ひらたけには、きのこ特有の香り成分(アルコール類・揮発性成分)が含まれており、他のキノコ(しめじやえのき)に比べ、キノコ特有の香りが強い部類です。
この香りは新鮮でも感じられますが、加熱方法によっては強調され、土っぽい・青臭いと感じることがあります。
特に以下の状況では臭いが出やすくなります。
- 水からひらたけを煮ている
- 加熱時間が短い
- 下処理をせずそのまま使用している
ひらたけは水分量が多く、傷みやすいきのこです。
冷蔵庫で保存していても、以下の状態だと臭いが出やすくなります。
- パックのまま長期間保存している
- 水滴が付いた状態で保存している
- 開封後に空気に触れたまま保存している
この場合、完全に腐っていなくても「酸っぱい」「生臭い」ようなにおいが出ることがあります。
ひらたけを味噌を入れた後に長く加熱すると、味噌の発酵臭とひらたけの香りが混ざり、不快な臭いに感じやすくなります。
ひらたけの味噌汁を美味しく作るコツ
ひらたけの香りを臭みではなく旨味に変えるためのポイントをまとめました。
調理前に水気を切ろう
ひらたけは調理前にサッと拭く、または短時間流水で洗って水気を切ることで、表面の雑菌や臭いの原因を減らせます。
ちなみに、水洗いはしないようにしましょう。
キノコは水分を吸いやすく、水で洗うと風味が落ち、食感も悪くなってしまいます。
濡らしたキッチンペーパーなどで優しく拭き取る程度にするのが、美味しく仕上げるコツですよ。
乾煎りか油で炒める
最初にひらたけを鍋(フライパン)で乾煎りするか、油で炒めると臭みが消え、旨味が凝縮されますよ。
1. ひらたけを石づきを落として手でほぐす
2. 味噌汁用の鍋(またはフライパン)に入れ、乾煎りするか油で炒める
3. あまり動かさず、軽く焼き色がつき、キノコから水分が出てくるまで焼く
加熱によって臭みの原因となる水分と揮発成分が飛び、代わりに香ばしい風味が生まれます。
この後にだし汁を加えることで、驚くほど上品な味になりますよ。

私のおすすめは、ごま油で炒める方法です!香りとコクがアップするよ
生姜を加えるのもおすすめ
生姜を加えると気になる臭いを抑えられるのでおすすめです。
やり方は、味噌を溶き入れた後、仕上げにおろし生姜を小さじ1/2〜1加えるだけ!
生姜に含まれる成分が、ひらたけの土臭さをマスキングし、爽やかな風味に変えてくれますよ。
また、生姜の辛味がひらたけの強い旨味を引き立て、味が引き締まります。
ひらたけを入れるタイミングは沸騰した後
ひらたの香りが苦手な場合は沸騰してから入れましょう。
1.だし汁をしっかり沸騰させる
2.ひらたけを投入し、再び沸騰してから2〜3分程度サッと煮る

火を通しすぎると食感が悪くなるので、煮すぎないようにしよう
3.火を弱め(または止める)、味噌を溶き入れる。再沸騰させない
短時間で加熱を終えることで、不必要な臭いがスープに溶け出すのを防ぎます。
ひらたけは肉厚なので、短時間でも十分に食感と旨味を楽しめますよ。
臭い対策には保存方法が大事
ひらたけの保存状態が悪いと臭いの原因になります。
美味しく保つために、次の方法をぜひ試してみてください。
すぐに使う場合は冷蔵庫へ。
パックのまま入れるのは、蒸れて腐敗の原因になるので避けましょう。
1.水洗いはせず、汚れがあればキッチンペーパーで拭き取る
2.キッチンペーパーでひらたけを優しく包む(余分な水分を吸わせるため)
3.ポリ袋に入れ、軽く口を閉じて野菜室に立てて入れる

ヒラタケの「カサ」を上に、「軸」を下にしておくとストレスがかからず鮮度が保たれやすいよ
実は、ひらたけは冷凍することで旨味がアップします!
すぐに使わないなら迷わず冷凍がおすすめですよ。
1.石づきを切り落とし、使いやすい大きさに手でさく
2.冷凍用保存袋に重ならないように平らに入れ、空気を抜いて密閉する
使うときは解凍せず、凍ったまま味噌汁や炒め物に入れましょう。
解凍すると水っぽくなり、旨味が逃げてしまいます。
旨味と香りを最強に引き出したいなら「乾燥」という手もあります。
1.手でさいたひらたけを、ザルに重ならないように並べる。
2.天日の良い場所に1〜2日ほど干す(カラカラになればOK)。
3.乾燥剤と一緒に保存容器に入れる。
使うときはそのまま汁物に入れましょう。
ひらたけを味噌汁に入れるときの切り方
ひらたけの魅力を最大限に引き出すためには、実は切り方も大切です。
ひらたけを味噌汁に入れる際、最もおすすめなのは包丁を使わずに手でさく方法です。
石づき(根元)の硬い部分だけを切り落とし、あとはカサの大きさに合わせて縦に割いていく
手でさくことで断面が不規則(ボコボコ)になり、表面積が増えます。
その結果、味噌汁のつゆが絡みやすくなり、ひらたけ自体の旨味も溶け出しやすくなりますよ。
食感を残すための大きさの目安
1口で食べやすい「幅2〜3cm程度」を目安にさくと、ひらたけ特有のプリッとした弾力をしっかり楽しめます。
ひらたけは加熱すると少し縮む性質があるので、あまり細かくしすぎると、味噌汁の中で存在感がなくなってしまいます。

大きなカサはどうする?
ひらたけの中には、平べったく大きなカサのものがあります。
大きなものは、中心から外側に向かって放射状に割くときれいに分かれますよ。
また、ひらたけは軸の部分に強い旨味と食感があります。
軸を捨てずに、カサと一緒に縦に長く残すように意識しましょう。
次に、ひらたけの旨味をさらに引き立てる相性の良い具材の組み合わせをご紹介します。
ひらたけ味噌汁におすすめの具材
ひらたけの味噌汁で臭いを感じやすい場合は、具材の組み合わせを工夫するのも効果的です。
旨味や香りを補ってくれる食材を一緒に使うことで、ひらたけ特有のにおいが和らぎ、全体のバランスが良くなりますよ。
豆腐のやさしい味わいと、わかめの磯の香りは、ひらたけの風味を包み込んでくれます。
特に絹豆腐は口当たりが良く、ひらたけの旨味を引き立てつつ臭いを感じにくくなりますよ。
油揚げのコクと、長ねぎの香りは、ひらたけのにおい対策に非常に相性が良い組み合わせです。
油揚げは油抜きをしてから使用すると、味噌汁全体がすっきり仕上がりますよ。
溶き卵を加えると、味噌汁がまろやかになり、ひらたけの香りがやさしくなります。
臭いが気になる場合は、卵を最後に回し入れるのがおすすめですよ。
少量の豚薄切り肉を加えると、動物性の旨味が加わり、ひらたけの香りが気になりにくくなります。
この場合も、先に豚肉とひらたけを軽く炒めてからだしを加えると、臭い対策とコク出しを同時にできますよ。
ひらたけが腐るとどうなる?見分け方のポイント
ひらたけが臭い=腐っている、とは限りません。
チェックポイントをまとめました。
- ひらたけにぬめりがない
- カビが生えていない
- 苦味や異常な酸味がない
- 加熱後、臭いがやや落ち着く
- 明らかな酸臭・腐敗臭がする
- 触ると強いぬめりがある
- 黒・緑・白いカビが見える
- 味噌汁が糸を引く
少しでも違和感がある場合は、無理に食べるのはやめましょう。
まとめ
- ひらたけ自体に独特の香りがあるため、味噌汁に入れると、人によっては臭いと感じることがある
-
ひらたけの味噌汁を美味しく作るためのポイントは、鮮度をチェック・洗わずに使う(汚れを拭き取る程度)・手で割くのがコツ・香りが気になるなら「乾煎り」・相性の良い具材を合わせる
ひらたけの味噌汁が臭いと感じてしまうのは、その豊かな香りが裏目に出てしまっているから。
しかし、ほんの少しの工夫で、その香りは食欲をそそる旨味へと生まれ変わります。
独特の食感と濃厚な出汁が味わえるひらたけの味噌汁、ぜひ試してみてくださいね♪



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