子供の夜驚症は母親のせいと言われることがありますが、それは本当なのでしょうか。
「親の育て方」「愛情不足」が原因だとされてしまうと、ショックですし悲しいですよね。
夜驚症は様々な要因が重なって発症するため、母親のせいで子供が夜驚症になるという考えは間違いですよ。
私は「夜驚症は母親のせいではない」ということがわかり安心しました。
もし「子供の夜驚症は母親のせいかも」と悩まれている方、自分を責めないでくださいね。
夜驚症の原因についてもまとめましたので、ぜひご覧ください。
子供の夜驚症の原因は母親のせい?
夜驚症は母親のせいって本当?
母親のせいで子供が夜驚症になる、ということはありません。夜驚症は、様々な原因が重なって発症することが多いのです。
親の育て方と夜驚症に、直接的な因果関係はありません
夜驚症は、様々な要因が重なって発症するものなので「親の愛情不足」などの特定の理由に結びつけるのは間違いです。
母親のせいで子供が夜驚症になるという考えはNG!
夜驚症は、子供が寝ている間に突然泣き叫んだり、歩き回ったりする睡眠障害です。
多くの場合、子供が完全に覚醒していない状態で起こります。
夜驚症は、4~12歳の子供によくみられますが、まれに乳幼児や大人にも起こります
夜驚症の原因は完全にはわかっていませんが、脳の発達過程や遺伝、ストレスなどが関係していると考えられています。
そのため、夜驚症は「母親の育児方法や性格が原因ではない」ということです。
夜驚症は、通常、治療を必要とせずに自然に治癒します。
しかし、症状が重症な場合や、頻繁に起こる場合は、医師による治療が必要になることもありますよ。
夜驚症になる原因はいろいろある
夜驚症の原因は完全にはわかっていませんが、以下の要因が関係していると考えられています。
幼児の脳は、まだ完全に発達していないため、睡眠中に覚醒してしまうことがあります。
夜驚症は、家族内で発生することが多いことから、遺伝的な要因が関係していると考えられています。
寝る前のストレスや不安は、夜驚症の発作を引き起こす可能性があります。
睡眠不足は、夜驚症の発作を悪化させる可能性があります。
発熱は、幼児の睡眠を妨げ、夜驚症の発作を引き起こす可能性があります。
夜驚症はこれらの原因が考えられるので、母親のせいという認識は間違いだよ!
夜驚症の症状が出たときは見守ろう
夜驚症の症状には、以下のようなものがあります。
- 寝ている間に突然泣き叫ぶ
- 目を開け、歩き回る
- 話したり、うなったりする
- 恐怖や混乱した様子を見せる
- 覚醒していない状態なのに、複雑な行動をする
夜驚症の発作は、数秒から数分間続くこともあります。
夜間だけでなく、昼寝の際にも発症することがあります
子供が完全に覚醒すると、発作のことを覚えていないことが多いです。
(前略)夜驚症は、脳が部分的に目覚めていることによって起こると考えられており、眠ってから1~3時間たった頃が起こりやすい時間帯で、5~15分ほど、パニックのような症状が続きます。(後略)
引用 パンパース
症状が出ている時は、起こしたり、無理に止めたりしないようにして、危険がないように見守ってあげよう!
(前略)夜驚症の症状が1度だけ現れる子もいますし、脳や自律神経が未発達なために何度か症状を経験する子どももいます。(後略)
引用 パンパース
症状が重症な場合や、頻繁に起こる場合は、かかりつけのお医者さんに相談しよう
夜驚症の治療方法はあるの?薬は必要?
夜驚症は、通常、治療を必要とせずに自然に治癒します。
しかし、症状が重症な場合や、頻繁に起こる場合は、医師による治療が必要になることもありますよ。
何科を受診したら良いの?
小児精神科や神経科を受診しましょう。
治療法としては、以下のようなものがあります。
寝室を暗く静かにし、寝る前のカフェインやアルコールを避けるようにします。
寝る前にリラックスできる時間を設け、子供がストレスを抱えていないかを確認します。
抗不安薬や睡眠薬、漢方薬が夜驚症の症状を改善するために使用されることがあります。
夜驚症への対処法は?子供を安心させてあげよう
子供が夜驚症の発作を起こしている場合は、以下の点に注意しましょう。
子供を静かに落ち着かせ、大丈夫だと伝えます。
子供を無理に起こそうとしないでください。子供が自然に覚醒するのを待ちます。
子供が怪我をしないように、周囲のものを片付けます。
発作の日時、持続時間、症状などを記録しておくと、医師の診察に役立ちます。
夜驚症は、親にとっても子供にとってもつらい経験になることがあります。
しかし、夜驚症は自然に治癒する可能性が高く、適切な対処法を講じることで、症状を軽減することができますよ。
まとめ
- 子供の夜驚症は母親のせいということはない
- 夜驚症は様々な要因によって発症するため、親の育て方と直接的な因果関係はない
- 夜驚症の原因は完全にはわかっていないが、脳の発達過程や遺伝、ストレスなどが関係していると考えられている
- 夜驚症の症状が出ている時は、危険がないように見守ってあげよう
- 夜驚症は、通常、治療を必要とせずに自然に治癒するが、症状が重症な場合や、頻繁に起こる場合は、治療が必要になることもある
夜驚症は、子供の成長過程で起こるよくある睡眠障害です。
母親の育児方法や性格が原因ではないため、自分を責める必要はありません。
夜驚症について理解を深め、適切な対処法を講じることで、親子共にこの問題を乗り越えることができるでしょう。
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