ウドは春を代表する山菜として、多くの人に愛されています。
しかし、ウドに毒性があるのか、気になりますよね。
ウドに毒性はありませんが、食べ過ぎると胃痛などを起こす可能性があるため注意が必要です。
また、アレルギーのリスクもありますので、初めて食べる場合は少量からにしましょう。
ウドは栄養が豊富な食材で、健康にも良いですよ。まるごと食べられますのでいろいろな料理に活用しましょう♪
この記事では、ウドの毒性に関するリサーチ情報と、安全に楽しむための方法についてお伝えします。
ウドに毒性はないが食べ過ぎ注意
ウドは多年草の山菜の一種です。
うどは毒性があるって聞いたんだけど本当?
ウドに毒性はなく、まるごと食べられる山菜です。
春野菜として人気があり、独特の香りを楽しめます。天ぷら、炒め物、煮物など様々な料理に利用できますよ。
ただ、食べ過ぎると胃痛を引き起こす可能性があるため注意しましょう。
うどの食べ過ぎが胃痛を引き起こす原因となることについて後で解説するよ
ウドは栄養価が高く、ビタミンCやカリウム、食物繊維、葉酸などが豊富に含まれています。
ぜひまるごと食べて、ウドの美味しさを味わってくださいね。
ウドはアクの強い山菜
ウドはアクの強い山菜です。
ウドのアクは、主に以下の部位に含まれます。
特に若い葉にはアクが強く、そのまま食べると口の中がしびれたり、喉が痛くなったりすることがあります。
皮にもアクが多少含まれています。
節の部分にはアクが集中しやすいので、取り除く必要があります。
アクを取り除いて美味しく食べよう
アクの成分であるクロロゲン酸は過剰摂取に注意
ウドのアクの成分の一つに「クロロゲン酸」があります。
クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。
クロロゲン酸は、摂取すると胃酸の分泌を促す作用がありますが、摂りすぎると胃痛や胃のムカつき、胃の荒れを引き起こす可能性があります。
そのため、過剰摂取には注意しましょう。
ウド以外にもクロロゲン酸が含まれている食材はありますよ。
コーヒー豆、さつまいも、じゃがいも、りんご、ごぼう
ウドの種類
ウドには大きく分けて2種類あります。
引用 オレンジページ
日光を遮断して栽培されたウドで、全体的に白っぽい色をしています。
アクや苦味が少なく、特有の香りが強いのが特徴です。
スーパーや八百屋さんなどで主に売られているのはこの種類です。
春と秋に出荷されます。
野山に自生しているウドで、緑色の葉がついています。
天然もしくは日光に当てて栽培することもできます。
軟白ウドに比べてアクや苦味が強く、独特の風味が強いのが特徴です。
アクや苦味が飛びやすい揚げ物として使うのがおすすめ♪
3~5月頃が旬です。
軟白ウドの中でも、特に白い部分を「白うど」と呼ぶこともあります。
山ウドの中でも、特に太くて立派なものを「大ウド」と呼ぶこともあります。
これらの種類以外にも、地域によって様々な種類のウドが栽培されています。
ウドにアレルギーはある?
ウドはアレルギー反応がある場合がありますので注意しましょう。
「ウドアレルギー」は、主に「口腔アレルギー症候群」と「食物アレルギー」の2種類があります。
以下のような方は、ウドアレルギーのリスクが高いと言われています。
- 花粉症を持っている
- カバノキ科の植物(シラカバ、ハンノキなど)にアレルギーを持っている
- ゴム製品にアレルギーを持っている
「ウドアレルギー」が心配な場合は、少量ずつから食べるようにしましょう。
また、体調が悪い時は、念のため食べないようにするほうが良いかもしれません。
もし、ウドを食べた後に上記のような症状が出たら、すぐに医療機関を受診してくださいね。
ウドをアク抜きして美味しく食べよう
アク抜きすることで、ウドを安全に美味しく食べることができます。
以下は、ウドアク抜きの一般的な方法です。
1. 葉と皮を厚めにむく
2. 節を取り除く
3. 穂先部分はそのまま食べることもできるが、アクが強い場合は薄く皮をむく
4. 酢水にさらす
ウドは生で食べられる?
新鮮なウドの茎は生で食べることができますよ。
薄くスライスして、酢味噌やしょう油、マヨネーズなどにつけて食べましょう。
生で食べるとシャキシャキした食感と特有の風味を楽しむことができますよ。
うどのサラダもいいね♪
ウドを食べる際の注意点
うどを選ぶ際は、茎が太めで、穂先はぴんと張りがあるものがおすすめです。
全体的にうぶ毛がびっしりと生えているものの方が新鮮です。
うぶ毛が薄くなっていたり、茎が変色しているものは、鮮度が落ちている場合があるので避けるようにしましょう。
また、体質によっては、アクを抜いても体調が悪くなる場合があります。
初めて食べる場合は少量から様子を見ながら食べ、異常を感じたらすぐに食べるのを中止してください。
まとめ
- ウドに毒性はなく、まるごと食べられるが、食べ過ぎると胃痛を起こす可能性があるため注意しよう
- ウドはアクの強い山菜なので、食べる際はアク抜きが必要
- ウドのアクには、クロロゲン酸という成分が含まれているが、摂取しすぎると胃痛などの原因となる可能性がある
- ウドには主に「軟白ウド」と「山ウド」があり、「山ウド」のほうがアクが強い
- ウドにはアレルギーのリスクがあるため、初めて食べるときは少量にして様子を見よう
- ウドは酢水にさらすことでアク抜きができる
- 新鮮なウドの茎は生で食べることができる
- うどを選ぶ際は、茎が太めで、穂先はぴんと張りがあるものがおすすめ
ウドは適切な下処理を行うことで、安全に美味しく食べることができます。
レシピもたくさんあるので、栄養豊富なウドをぜひ献立に取り入れてみてくださいね。
春の味覚を存分に味わいましょう♪
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